デーツは栄養豊富で消化がよく、エネルギーを生み出す食品です。近年懸念されている世界の食料供給の不確実性と、デーツの需要増加が見込まれていることから、将来的にデーツは栄養価の高い食料源になる可能性があります。デーツ1kgあたり3000kcalの熱量があります。その他の果物や食べ物の熱量（アプリコット：520kcal/ kg、バナナ：970kcal/ kg、オレンジ：480kcal/ kg、白米：1,800kcal/ kg、小麦パン：2,295kcal/ kg、肉（脂肪なし） 2,245kcal/ kg

さらに、デーツは１ヘクタールあたりの生産量が非常に多く、世界全体の生産量は300万トンを上回ります。

デーツの栄養素の70％は炭水化物（主に糖）で構成されており、人間にとって最も栄養のある天然食品の一つです。 水分含量は、デーツの品種および成熟段階に応じて、15〜30％です。

多くの品種の糖質はほぼ完全に反転型（すなわちグルコースおよびフルクトース）で、ショ糖を許容し得ない人にとって重要です。デーツに含まれるグルコースとフルクトースは直ちに人体に吸収されます。デーツの果肉には砂糖60~65％、食物繊維2.5％、タンパク質2％、脂肪、ミネラル、ペクチンが各2％以下含まれています。 また、鉄、カリウム、カルシウムも取れ、ナトリウムと脂肪の含有量は非常に低いです。 さらに、適量の塩素、リン、銅、マグネシウム、ケイ素および硫黄も含まれています。

デーツの高いマグネシウム含有量（1kgあたり±600mg）も非常に有益です。 サハラ砂漠地域に住むデーツの消費者は、がんの発生率が低いことで知られています。ナトリウム（塩分）はデーツ100gあたりわずか1mgで、塩分を控えたい方にもお勧めです。鉄分は100gあたり3mgで、成人男性の推奨食餌許容量のほぼ3分の1です。食物繊維は栄養にはなりませんが、消化を助けてくれます。

さらにデーツはビタミンA、B1、B2、B7の良い供給源でもあります。 タンパク質の量は品種と成熟段階によって異なりますが、果肉の平均1.7%です。